認知症が広く知られるようになり、もの忘れを感じると病気ではと心配される方も多くなりました。もの忘れはある程度は年齢を重ねると、誰にでも起こりうる自然な症状です。
しかし、自分で体験したことを忘れてしまったり、もの忘れの自覚がなかったりする場合は、認知症の可能性があります。
認知症を疑う症状
- 何度も同じことを言ったり聞いたりする
- よく知っているはずの人の名前が思い出せない様になった
- 約束した日付や曜日をよく忘れる様になった
- 普段使う道で、道に迷うようになった
- テレビや新聞の内容が理解できない
- 怒りっぽくなった
- 身だしなみを気にしなくなった
- 怖がったり、寂しがったり、不安が強くなった
認知症かも、と思ったら早めの受診を
認知症を引き起こす病気として一番多いのはアルツハイマー型認知症で、次いで多いのが、レビー小体型認知症、血管性認知症といわれています。
認知症の原因となる疾患には根本的な治療のない病気も多くありますが、早めに対応し、適切な治療やケアを行うことで、進行を遅らせたり、症状を軽くできる場合があります。
ご本人もしくはご家族に物忘れの症状が現れてお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。